婚活を始める際に、様々な婚活方法の中から結婚相談所を選ぶ方もいるでしょう。
「結婚相談所なら条件に合った相手が見つかりそう」
「カウンセラーのサポートがあるから安心して婚活できる」
という期待を込めて入会する方も多くいらっしゃると思います。
その一方で、「トラブルが起こるという話を聞くから婚活は不安だ」との声も少なくありません。
婚活をするなら、安心して任せられるサービスを利用したいと誰もが思いますよね。
この記事では、婚活で起こるトラブルや、トラブルにあった際の対処法などを事例を交えて詳しく解説します。
安心して結婚相談所を利用していただくために、入会前に確認するポイントを把握し、信頼できるサービスを選びましょう。
目次
結婚相談所でよくあるトラブルについて解説します。
どのようなトラブルがあるのか、一つ一つ確認してみましょう。
結婚相談所において入会前に多いトラブルの一つに、無理な勧誘があります。
入会を考えている利用者が断ろうとしても引き止められるケースや、強引に記名を迫られたりするケースがあります。
このようなトラブルは、“消費者契約の退去妨害”や“特定商取引法の威迫・困惑”にあたる可能性があります。
勧誘を断れずに入会してしまった場合は、クーリングオフが適用されるかを確認しましょう。
適用される場合は、入会から8日以内であれば退会が可能です。
入会前の説明にはなかった料金が発生したり、追加料金がかかることを説明されていない場合に起こるトラブルです。
また、説明にあったをサービス受けられなかった場合もありますので、説明を受ける際はハッキリと理解するまで質問し、明確に説明されない場合は入会を断りましょう。
こちらのトラブルは、両者の認識の相違によっても起こり得るトラブルです。
入会前にしっかりと契約内容を確認し、不安であれば書面に残しておくといいでしょう。
またトラブルが発生してしまった場合は国民生活センターなど相談できる機関もありますので、きちんと相談することが大事です。
内容にあったサービスを提供してもらえない、というトラブルもあります。
主に、
・問い合わせの対応が遅い
・希望の相手を紹介してくれない
など。
「希望年収の人を紹介されない」「希望の年齢ではない」などがあり、「高い費用を払って入会したのに期待外れだった」というトラブルです。
入会前のサービス説明が過剰になりすぎると、実際に行っているサービスの質とは異なる結果になってしまうこともあります。
結婚相談所のスタッフの対応の悪さがトラブルに発展することもあります。
スタッフやカウンセラーは、会員一人一人の条件に合った相手を紹介するだけでなく、婚活に対するアドバイスをすることも役割です。
会員はサービスに対して費用を支払っているので、そのサービスを受けられずに嘆く方もいるようです。
また、会員数に対してカウンセラーの人数が足りず、一人のカウンセラーに対し数人の会員を担当することでサポートが行き届かないトラブルもあります。
条件に合った異性を紹介してもらえないというトラブルもあります。
入会する際に結婚相手に対する条件を提示しますが、全く違った相手を紹介されるためお見合いが成立しないケースです。
また、入会前に「月に○名の方を紹介します」との契約で入会したにもかかわらず、紹介人数に達していない場合もあるようです。こちらについてはスケジュールの都合等もあるかと思いますので、担当者とのコミュニケーション不足が原因となっている可能性も考えられます。
条件に合った相手を紹介してもらっているはずなのに、お見合いが成立しないトラブルもあります。
カウンセラーに相談をしても解決に至らず悩んでいる方もいるでしょう。
お見合いが成立しない場合は、まずはプロフィールを確認してみるといいでしょう。
プロフィールの写真や文章で、相手に自分の良さを伝え切れていない可能性があります。
魅力的なプロフィールにするためには、お見合い成立ではなくプロフィール作成について相談してみましょう。
成婚料とは、成婚退会できた際に発生する料金です。
結婚相談所によっては成婚料が発生するところもありますが、この成婚料に関してのトラブルも少なくありません。
成婚は、プロポーズを終えたタイミングや真剣交際が決まったタイミングなど、結婚相談所によって定義が異なります。
そのため成婚料を支払うタイミングは、事前によく確認しておきましょう。
また破局した場合はどうなるのか、などの疑問も事前に解決しておくとトラブルを回避することができます。
「結婚相談所に入会したが満足のいく婚活ができなかった」「思っていたのと違った」などの理由から退会を決断する方もいるでしょう。
しかし、退会をスムーズにできない、退会手続きを進めてくれない、といったトラブルが起こるケースがあります。
悪質な結婚相談所の場合、退会時に違約金を請求する場所もあるようです。
違約金や退会料に関しての十分な説明がなかった場合、結婚相談所との大きなトラブルに発展する可能性もあるため、入会前にしっかりと確認することが重要です。
不安な場合は書面に残しておきましょう。
結婚相談所でトラブルに合った場合の対処法を解説します。
クーリングオフ制度が適用される場合は、契約解除をしましょう。
クーリングオフ制度とは、特定商取引法という法律から、契約書面を受け取った日から8日間以内で一定の条件を満たしていれば契約を解除することができる制度です。
一定の条件とは、
・契約期間が2ヶ月以上である
・契約金額が5万円以上である
こちらの条件が満たされていることが条件となります。
結婚相談所の場合、人によっては満たされていないこともありますので、再度確認してみましょう。
8日間以内であればクーリングオフが適用され、支払った金額が返金され、契約を白紙に戻すことができます。
しかし、例外として、
・契約締結時にクーリングオフの説明がなかった
・書面での契約がなかった
・結婚相談所から脅された
・虚偽の内容で契約をさせられた
などの場合は、8日を過ぎた場合でもクーリングオフが適用されることもあります。
消費者センターへ相談する方法もおすすめです。
実際にクーリングオフをしたい場合も、まずは消費者センターへ相談するといいでしょう。
消費者センターへ相談する流れは、
⒈消費者センターへ本人が連絡する
⒉個人情報を伝える(質問に対して答える)
⒊契約時の状況説明
⒋書類の確認
このような流れで行われます。
個人情報の確認や、契約時に交わされたやりとり・事実確認は念入りに行われますので、あいまいな回答をしないよう連絡する際にまとめておくとスムーズです。
特に、虚偽の内容で契約をさせられた場合や脅された場合などは、すぐに消費者センターへ相談することがおすすめです。
結婚相談所で婚活するなら、安全・安心な状態で行いたいですよね。
まずは、トラブルになるような結婚相談所は避けるべきです。
結婚相談所を選ぶポイント、トラブルを回避するための方法を解説します。
まずは、連盟に加入している結婚相談所であることを確認してください。
連盟に加入するには、厳しい審査基準やルールが設けられているため、安心して利用できる結婚相談所を選ぶための目安となります。
主な連盟は、
・日本結婚相談所連盟
・日本結婚相談所協会
・日本ブライダル連盟
・日本仲人連盟
これらの連盟に加入している結婚相談所であれば健全な運営をしているので、信頼度が高く安心して利用することができます。
結婚相談所に加入する前に、まず無料相談を受けましょう。
無料相談の際に、婚活の流れや結婚相談所の利用方法、料金形態など詳しい説明があります。
トラブルの原因となることは、説明不足や認識の相違などが挙げられます。
無料相談の際にしっかりと説明を聞き、不安なことは解決するまでハッキリとさせることが大切です。
また、いくつかの無料相談を受けて比較してみるのもいいでしょう。
何度か無料体験を受ける中で、理解できることや質問したいことがまとまってくることもあります。
すぐに結婚相談所を決めずに、自分にあった場所を探すこと、希望のサービスが受けられる場所を選ぶことが大切です。
入会前に料金に関しては、自分の中でしっかりと理解することが大切です。
料金の説明があいまいな場合は、最後まで詳しく質問してみましょう。
納得いかないようなら、その結婚相談所の入会は避けた方がいいかもしれません。
入会金やシステムの説明だけでなく、成婚退会時の料金の支払いや契約解除したい場合の内容もしっかりと把握すること。
そして、説明を受けた場合、書面のどこに記載されているかの確認もしてみるといいでしょう。
結婚相談所のトラブルに関してご紹介しました。
結婚相談所のトラブルは事前に回避できることもありますので、入会を決める前にしっかりと説明を聞き納得した上で入会しましょう。
説明不足や認識の違いはトラブルの原因としても多いことなので、自分の中でハッキリとさせることが大切です。
結婚相談所選びに失敗してしまうと婚活も進められないので、選び方には十分注意しましょう。
連盟に加入していること、評判の良い結婚相談所などを選び、自分に合った相談所を選ぶことが結婚への第一歩です。
良質な結婚相談所で理想の相手を探してみましょう。